あんずと言うと多くの方は、ジャムか洋菓子の材料で使われているか、後は干したドライフルーツでのあんずしかイメージつかないのではないでしょうか?実は、生で食べられるあんずもあります。生食で食べられるあんずの体表品種が「ハーコット」です。そんな美味しい生食のハーコットは、通販で産地から直送するのが1番でしょう。もう少し、あんずについて書かせていただきます。
目次
あんずの旬はいつ?そもそも、あんずの始まりは?
あんずの原産地は中国北部、中央アジア、ヒマラヤ西北部と言われています。中国では、何と2000年も前から種の中にある「杏仁(きょうにん)」を収穫するために栽培されていたと言われています。取り出された杏仁(きょうにん)は、そのまま食べるのではなく、主に漢方薬として利用されていたそうです。その後、中国からヨーロッパ、中東、アフリカへと渡り、18世紀頃にアメリカに渡ったと言われています。
日本に渡ってきた時期は正直定かではありませんが、平安時代にはすでに栽培されていたと言うデータもあります。実際に日本であんずの果実を食べるようになったのは、明治時代になってからのことです。あんずの本格的な栽培が行われたのは、ヨーロッパ品種が積極的に導入された大正時代からだそうです。
そしてあんずの旬は、早ければ6月上旬からで7月頃まで収穫出荷出来ます。当然、7月頃が出荷の最盛期になります。日本全国での取り扱い量は約97トン。1番多いのは長野県産(約86.8トン)で全体の約89%を占めています。続いて、福島県産(約7.7トン:約8%)、青森県産(約1.8トン:約2%)となっています。
杏の花の時期とは?
杏の花の時期は、3月下旬から4月中旬です。一番の実どころは、4月が見所です。とてもキレイなピンク色の花を咲かせる杏。桜のソメイヨシノと比べるとやや薄桃色でこぶりなのがこの花の特徴です。杏は、本当にビックリするくらいにキレイで可愛い花を咲かせます。
その杏の花では日本一の場所と言われるのが、長野県千曲市です。杏の収穫量全国1位の長野県でも、千曲市での収穫量が圧倒的に多いです。例年10万本以上とも言われる杏の花が咲き乱れ里山を埋め尽くす景色は、それはもう圧巻の一言に尽きます。毎年、杏祭りが開催されますので、一度訪れてみるのも良いでしょう。
杏の名前の由来は、中国では「杏」は木指します。「子」は実を指します。漢名の「杏子」の唐音から「あんず」と呼ばれるようになりました。そして杏の花言葉は「乙女のはにかみ」と言います。桜よりも一足早く、はにかむように咲くことに由来すると言われています。
あんずの栄養や効能は、とても優秀!
あんずは、栄養価が高い果物としてもオススメです。特にベータカロテンが群を抜いて多く含まれています。中でも発ガンを抑制する作用の強いβ‐クリプトキサンチンも含んでいますので、病気を予防するにもオススメの果物になります。
効能として、疲労回復、冷え症、虚弱体質、便秘、下痢、美肌に効果があるとされています。
あんずは、β-カロテンが非常に豊富に含まれていますので乾燥肌を防ぎ、皮膚の健康を保つ働きがあります。また、むくみを解消するカリウムや便秘を解消する食物繊維も豊富に含まれていますので、女性の味方と言ってもいい果物です。また、鉄分も多く含んでいます、鉄分は、不足してしまうと鉄欠乏性貧血となり、めまいや身体のだるさ、食欲不振などといった症状に繋がってくるのですが、あんずは鉄分が豊富に含まれていますので鉄分補給にも最適な果物です。
あんずは生で食べても美味しい果物なのですが、干したあんずの場合ですと、おどろきの生のあんずの約8倍もの鉄分が含まれています。干したあんずを積極的に食べるようにするとよいでしょう。ドライフルーツが、健康に良いと言うのも納得出来ますね。鉄分の吸収率を高めるビタミンCを一緒に摂ると良いです。ブロッコリー、ほうれん草などを組み合わせたサラダに、あんずのドライフルーツをかけて食べるのも効果的です。
杏の種にも効能がある!?
杏の種にも効能があるのでしょうか?結論から言うと、あります。しかし、一般の私達が杏の種を使って栄養を補給しようと考えるのは、止めた方がいいのかもしれません。
杏の種を割ってみると、中にはアーモンドのような茶色の薄皮におおわれた核の部分、仁(さね)が入っています。この核は、杏仁といい、古くから漢方薬として使われています。杏仁と書いて、漢方で使うときは「キョウニン」、食品として使うときは「アンニン」と呼ばれます。杏仁豆腐で実は使っているんです。
杏仁は、肺と大腸に作用し、ぜんそくや咳止めの治療や便秘治療に使われています。遥か昔、2000年前の中国では、杏というのは杏仁を取るためだけに栽培されていたそうです。美味しい果肉を食べるためではなかったそうです。
実は、杏の種には「毒」が混ざっています。仁の中にアミグダリンと言う物質があります。この物質自体は毒性がありません。しかし、酵素などで分解されると有毒な青酸を発生します。青酸は、非常に毒性が強くて一度に大量に摂取すると、中毒症状により死に至る場合もあります。
毒を含んでいる杏の種ですが、この種の中にあるものこそが漢方などでも必要とされている、身体に健康を与えてくれる部分なのです。しかし、この様な毒性のものを扱うのは、専門家が出来る事であって素人はやってはいけません。レシピサイトなどで色々と紹介されていますが、やらないほうがいいでしょう。
また、杏とは違う果物ですが、ビワの種も毒性を持っています。平成27年12月8日、農林水産省から「ビワの種子の粉末は食べないように」との注意喚起がありました。杏の種には効能がありますが、私達一般人が調理するのは止めましょう。
あんず 干しあんず 国産 食べ方
あんずの食べ方にも色々とあります。ハーコット等の品種のあんずですと生で食べられますので、そのまま食べていただくのが一番美味しいと思います。また、干しあんずは、様々な料理で活用できます。
サラダに入れて食べたり、ヨーグルトと干しあんずを混ぜて食べるのもオススメです。果物とヨーグルトは、とても相性が良いですよね。
様々な、グルメサイトがありますので色々と試してみるといいでしょう。
ハーコットの通販なら長野県産がオススメ!
6月中旬から7月上旬の短い期間しかシーズンが無いあんず。雨が降ってしまったり、季節はずれの雪が降り雪害などにさらされてしまうと、まったくと言っていいほど収穫が出来なくなってしまうあんず。
本当に季節限定の短い期間でしか味わう事が出来ないあんずですが、生食でオススメの品種は、「ハーコット」です。カナダ生まれのこのあんずは、生食用として全国で1番の収穫量をほこっています。
そんなハーコットですが、通販で購入するならば長野県産のあんずハーコットがオススメです。全国生産量第1位の長野県産のハーコットはとても実がしっかりとしていて、甘さと酸味のバランスが絶妙です。長野県は、盆地です。山々に囲まれた長野県の土地は、昼と夜の気温差、寒暖の差が激しく農産物を美味しく育ててくれる最高の環境です。
長野県産のあんずハーコット。
こちらからぜひお求め下さい。毎年6月中旬から7月上旬の短い期間限定の果物です。
長野県産 あんず 杏 生食用 ハーコット 1キロ 4,280円
商品名 | 長野県産 あんず 杏 生食用 ハーコット 1キロ |
商品番号 | AN-01 |
販売価格 | 4,280円 |
納品日 | 3-5日 |
購入 |
長野県産 あんず 加工用 1キロ 2,780円
商品名 | 長野県産 あんず 加工用 1キロ |
商品番号 | AN-02 |
販売価格 | 2,780円 |
納品日 | 3-5日 |
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