果物の中でも大人気の品種の果物があります。それは、ピンク色をした丸い果物、そう桃です。
桃が嫌いな方っていないんじゃないかな?と言うくらいに大人気の果物の品種が桃。そんな桃も、日本全国各地でたくさんの品種が栽培されています。
そもそも桃と言うのは、バラ科モモ属の落葉小高木。また、その果実のことを言います。収穫時期の夏には水分が多く甘い丸い形をした果実を実らせます。元々は中国から来た果物になります。全世界で食用・観賞用として世界各地で栽培されているのが特徴です。日本では、明治時代に入り中国から水蜜桃が輸入されるようになりまし。その水蜜桃を品種改良した物が現在一般に流通している様々な種類の桃の原型となっています。
3月下旬から4月上旬にかけてキレイな花を咲かせます。ピンク色と白色のキレイな花は、桜の花にも負けないくらいにキレイな花を咲かせます。この桃が花を咲かす時期は、桃農園は、とてもキレイな桃の花を見る事ができ、見学に訪れる方もたくさんいらっしゃいます。
目次
桃の品種で人気があるのは?
通販で桃を購入する時にたくさんの品種がある桃の中から選ぼうとすると、迷ってしまいませんか?産地もたくさんあります。白桃、白鳳、黄金桃と様々な品種の桃が全国各地で生産されています。
夏の美味しい果物、甘くてとてもジューシーな味わいと、様々な美容効果も期待できることから大人気の桃。夏になるとスーパーにもたくさん出回りますが、7月から8月の期間限定のフルーツだからこそ、全国各地の新鮮で美味しい桃をお取り寄せして食べてみたいですよね?
しかし、山梨・福島・山形・岡山・長野など、有名な桃の産地はたくさんあります。そのうえ、白鳳・白桃・黄金桃などさまざまな種類があるために、一体どれを選べばいいのかと迷っている方はとても多いですし、迷ってしまいますよね?
そこで、通販で人気のある品種の桃を産地ごとに紹介したいと思います。
「山梨県の桃」
桃の生産量で日本一を誇るのが山梨県です。山梨の盆地の土壌は水はけがとてもよく、昼と夜の寒暖差が桃の栽培に適しています。特に、一宮町産の桃は有名で、白凰や白桃、黄金桃などが栽培されています。中でもオススメは、一宮白桃です。
「福島県の桃」
福島の桃といえば「あかつき」と言われているくらいに有名です。福島県でブランド認証されている品種でもありますが、現在では全国各地でたくさんのあかつきが生産されています。福島では袋かけをせず栽培するので、太陽の光を浴びた赤みが強い桃が多いです。あかつきがオススメの桃です。
「長野県の桃」
長野の桃といえば長野市生まれの「川中島白桃」がとても有名です。桃の王様とも言われている桃です。桃の中でも大玉で、全国でも栽培されるようになっています。果肉もやや固いのが特徴です。他にも「川中島白凰」と言う白鳳の品種も有名です。オススメは、川中島白桃です。
「岡山県の桃」
岡山の桃で有名なのはなんと言っても「清水白桃」です。和歌山県などでも栽培されていますが、岡山県産がやはり有名です。岡山の白桃は白くて甘く、やわらかくて舌ざわりがなめらかなのが特徴です。お中元にもオススメの清水白桃です。
「山形県の桃」
山形は桃の産地のほぼ北限であるりますが、生産量は全国の5本の指に入ります。夏でも夜の気温が低いので甘さが増すのが特徴です。オススメの桃は、「西王母」と言う品種の桃になります。桃の収穫時期の最後に収穫される桃です。
桃の品種で高級なものとは?
桃の品種で高級なもの、最高級なものはどれですかと良く質問を受ける事があります。桃のシーズンは、7月から8月にかけてちょうどお中元のシーズンと重なります。そこで、桃をお中元で贈りたいと多くの方が思っているそうで、大事な方やお世話になった方への贈り物として桃の中でも高級な品種の桃を探して購入される方もたくさんいらっしゃいます。
桃も7月から8月にかけて収穫される果物ですので、その収穫の時期やタイミングによって桃の品種も様々あり、尚且つ収穫される品種も時期によって変わってきます。目安としては2週間から3週間で収穫品種が変わって行きます。
高級な桃は、「きらきら」と言う等級の付いた桃になります。このきらきらと言うのは等級です。品種ではありません。桃と言うのは収穫されて光センサーで糖度などを計り選別されます。形、味、糖度の全てに等級の基準があり、全ての基準が最高基準の桃に「きらきら」と言う等級が付けられます。白鳳や白桃に関わらず「きらきら」と言う等級が付いた桃が高級な桃として選ばれます。
品種で高級な桃でしたら、「春日局のもも」と言う桃が高級で有名です。6玉で3500円から4000円近くする桃です。岡山の清水白桃も高級桃で有名です。6玉から8玉約2キログラムで7000円近くします。他にも8月下旬から収穫される川中島白桃の最高級きらきら桃もお中元には大変人気の桃です。お中元のシーズンが遅れてしまっても川中島白桃を送りたいという方が全国とても多いです。
桃の中でも高級な品種の代表格と言ったら、やはり真っ白な果実をした清水白桃が高級品です。
桃は白鳳か白桃??
桃(もも)は、バラ科モモ属に属する果樹であり、日本では古くから親しまれている代表的な果物です。
日本国内で流通している桃にはさまざまな品種がありますが、その中でも特に有名なのが「白鳳(はくほう)」と「白桃(はくとう)」です。
白鳳とは
白鳳とは、白肉系の桃の一種で、日本では代表的な品種として広く知られています。白鳳は1952年(昭和27年)に山梨県で誕生した品種で、果肉は白く、果汁が多くて甘みが強いのが特徴です。
やわらかい果肉で食味が良く、収穫時期は7月中旬から下旬がピークとなります。
現在では多くの白肉系品種の改良元となった基幹品種とも言えます。
白桃とは
白桃とは、白肉の桃を総称する言葉でもあり、また「白桃」という名前の品種自体も存在します。
狭義には岡山県を代表する「白桃」という品種を指すことが多いです。
岡山白桃は果肉が緻密でやわらかく、繊細な甘みと上品な香りを持つ高級桃として知られています。
収穫期は7月下旬から8月上旬にかけてで、贈答用として人気が高いです。
白鳳と白桃の違い
「白鳳」と「白桃」は、どちらも白肉系の桃に分類されますが、品種としての由来や特徴に違いがあります。
白鳳は比較的全国で多く栽培されており、スーパーなどでも広く流通している定番の品種です。
一方、白桃(岡山白桃)は生産地が限定されることが多く、高級ブランド桃として贈答用に重宝されています。
したがって、桃を選ぶ際に「白鳳か白桃か」という問いは、どちらも白肉系である点では同じですが、品種の違い、産地、食味、価格帯に違いがあります。
食べ頃の時期や用途(自宅用か贈答用か)に合わせて選ぶのがおすすめです。
桃の種類 山梨編
山梨県は、桃の生産量が日本一を誇る産地として知られています。
肥沃な土壌と昼夜の寒暖差に恵まれた気候条件により、甘くてジューシーな桃が育ちます。
特に甲府盆地を中心に多くの桃園が広がっており、毎年6月下旬から8月中旬にかけて、さまざまな品種が収穫されます。
主な品種
山梨県では以下のような代表的な桃の品種が栽培されています。
1. 白鳳(はくほう)
白鳳は、山梨を代表する桃の代表格であり、県内で最も多く栽培されている品種です。
果肉は白くやわらかく、果汁が豊富で甘みが強いのが特徴です。
旬は7月中旬頃で、桃狩りの時期の中心となることが多いです。
2. 日川白鳳(ひかわはくほう)
日川白鳳は、白鳳の枝変わりから生まれた早生種で、6月下旬から収穫が始まります。
果肉は緻密で酸味が少なく、食味が良いため、山梨の桃シーズンの幕開けを告げる品種として人気です。
3. 浅間白桃(あさまはくとう)
浅間白桃は、7月下旬から8月上旬にかけて収穫される中晩生種です。
白鳳よりもやや硬めの果肉で、輸送性に優れており、贈答品としても高く評価されています。
4. 川中島白桃(かわなかじまはくとう)
川中島白桃は、山梨では8月中旬以降の遅い時期に収穫される品種です。
果実は大玉で、果肉はしっかりとしていて歯ごたえがあります。糖度が高く、食べごたえのある桃として人気です。
5. 一宮白桃(いちのみやはくとう)
一宮白桃は、山梨県笛吹市(旧一宮町)で多く栽培されているブランド桃です。
白鳳系の系譜を持ち、みずみずしく上品な甘さが特徴で、贈答用としても人気です。
その他の品種
近年では「なつっこ」や「ゆうぞら」などの品種も生産されており、これらは収穫時期のリレーを補完する役割を担っています。
また、新しい品種の開発や栽培技術の向上により、より長い期間美味しい桃が楽しめるよう工夫されています。
山梨県の桃は、白鳳を中心に多彩な品種が揃っており、それぞれに旬の時期や味わいに特徴があります。
観光客にも人気の桃狩り体験では、これらの品種を旬に合わせて楽しむことができます。
山梨の桃は全国に出荷されるだけでなく、贈答品やお土産としても親しまれています。
桃の種類 福島編
福島県は、全国有数の桃の産地として広く知られています。
特に中通り地方の福島市を中心に、伊達市や桑折町などで大規模な桃の生産が行われており、「くだもの王国ふくしま」とも呼ばれています。
福島の桃は、味の良さと多彩な品種で知られ、7月初旬から9月中旬頃まで長期間楽しむことができます。
主な品種
福島県で多く栽培されている代表的な桃の品種は以下の通りです。
1. 日川白鳳(ひかわはくほう)
福島の桃シーズンの幕開けを飾るのが、日川白鳳です。
6月下旬から7月上旬にかけて収穫が始まり、やわらかくみずみずしい果肉が特徴です。
酸味が少なく、甘みが際立つ味わいが人気です。
2. あかつき
あかつきは、福島を代表する品種であり、福島県内で最も多く栽培されています。
白桃と白鳳を交配して生まれた品種で、果肉が緻密で甘みが強く、果汁も豊富です。
収穫時期は7月下旬から8月中旬で、贈答用としても高く評価されています。
3. 川中島白桃(かわなかじまはくとう)
川中島白桃は、8月中旬から下旬にかけて収穫される晩生種です。
果実は大玉で果肉がしっかりしており、食べごたえがあります。
日持ちが良く、出荷にも適しているため広く流通しています。
4. ゆうぞら
ゆうぞらは8月下旬から9月上旬にかけて収穫される晩生品種です。
果実は大玉で、果肉がしっかりしており、甘みが強いのが特徴です。
福島の桃シーズンの締めくくりを飾る品種として親しまれています。
5. 黄金桃(おうごんとう)
黄金桃は果肉が黄色い黄桃系の品種で、糖度が高く、風味が濃厚です。
見た目も美しいため贈答用として人気があり、収穫時期は8月中旬から下旬です。
福島県の桃の特徴
福島県の桃は、寒暖差の大きい盆地特有の気候により、糖度が高く香り豊かな味わいに仕上がります。
また、収穫時期に合わせて多様な品種がリレー栽培されているため、長い期間新鮮な桃を楽しむことができます。
さらに、福島県産の桃は全国へ出荷されるほか、直売所や桃狩り観光としても多くの人々に親しまれています。
福島の桃は、日川白鳳、あかつき、川中島白桃をはじめとする多彩な品種が育てられており、全国的にも高品質なブランドとして定着しています。
贈答用にも自家用にも選ばれる福島の桃は、その美味しさと香りで多くの人々に愛され続けています。
桃の種類 長野編
長野県は、全国有数の果樹王国として知られており、りんごやぶどうのイメージが強い一方で、桃の生産も盛んです。
特に北信地方(長野市、須坂市、中野市など)や東信地方(佐久市、小諸市など)が主要な産地として知られています。
冷涼な気候と昼夜の寒暖差が大きいため、果実の甘みが増し、風味の良い桃が育ちます。
主な品種
長野県で主に栽培されている代表的な桃の品種を以下に紹介します。
1. 白鳳(はくほう)
白鳳は長野県でもっともポピュラーな品種のひとつです。
果肉は白くやわらかで、果汁が多く甘みが豊かなのが特徴です。
長野県内では7月下旬から8月上旬にかけて収穫され、夏の代表的な味覚として親しまれています。
2. あかつき
あかつきは、長野県でも生産量が多い品種で、特に標高の高い地域で栽培されています。
果肉は緻密で果汁が多く、甘みと酸味のバランスが非常に良いのが特徴です。
7月下旬から8月中旬にかけて出荷され、贈答用としても人気があります。
3. 川中島白桃(かわなかじまはくとう)
川中島白桃は長野県発祥の品種で、県内を代表する晩生種として全国的にも有名です。
長野市川中島町で生まれたことからその名が付けられました。
果実は大玉で果肉がしっかりしており、糖度が高く、日持ちが良いのが特徴です。
収穫時期は8月中旬から下旬にかけてで、食べごたえのある桃として人気があります。
4. なつっこ
なつっこは「あかつき」と「川中島白桃」の交配種で、長野県内で特に近年人気が高まっている品種です。
あかつき譲りの甘みと果汁の多さ、川中島白桃譲りのしっかりした果肉が特徴です。
8月上旬から中旬にかけて出荷されます。
5. 黄金桃(おうごんとう)
長野県でも黄桃系の「黄金桃」が栽培されています。
果肉が黄色く、味が濃厚で糖度が高く、特有の香りがあります。
収穫期は8月中旬から下旬にかけてで、見た目の華やかさから贈答用にも人気があります。
長野県の桃の特徴
長野県の桃は、標高の高い地域特有の冷涼な気候と昼夜の寒暖差により、糖度が高く、香り豊かな味わいに育つのが特徴です。
近年は観光農園での桃狩りも盛んで、7月から9月にかけて多くの観光客が旬の桃を求めて訪れます。
また、地域ごとに特色あるブランド化も進んでおり、「川中島白桃」はその代表例です。
長野県の桃は、白鳳、あかつき、川中島白桃をはじめとする多彩な品種が揃っており、それぞれが旬の時期をリレーしながら長い期間楽しむことができます。
長野の豊かな自然と気候が育んだ甘く香り高い桃は、県内外の多くの人々に親しまれています。
まとめ
桃(もも)は、日本の夏を代表する果物のひとつであり、主に6月下旬から9月上旬にかけて旬を迎えます。
地域や品種によって収穫時期が異なるため、全国各地でリレーのように旬の桃を楽しむことができます。
1. 早生種(6月下旬〜7月上旬)
桃のシーズンは、早生(わせ)品種から始まります。
代表的なものは「日川白鳳(ひかわはくほう)」です。
主に山梨県や福島県などで栽培され、みずみずしくやわらかい果肉と爽やかな甘さが特徴です。
2. 中生種(7月中旬〜8月上旬)
7月中旬から8月上旬にかけては、中生(なかて)品種が最盛期を迎えます。
「白鳳(はくほう)」や「あかつき」などが代表品種です。
果汁が多く、甘みが強いことから、最も流通量が多い時期となります。
贈答用の桃としても多く選ばれます。
3. 晩生種(8月中旬〜9月上旬)
8月中旬以降は、晩生(おくて)品種の旬に移ります。
代表的な品種として「川中島白桃(かわなかじまはくとう)」「ゆうぞら」「黄金桃」などがあります。
晩生種は果肉がしっかりしており、甘みが凝縮されているものが多いです。
また、黄桃系の品種もこの時期に多く出回ります。
地域ごとの旬の特徴
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山梨県:6月下旬の日川白鳳から始まり、7月中旬に白鳳、8月には浅間白桃、川中島白桃へとリレーされます。
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福島県:日川白鳳、あかつき、川中島白桃、ゆうぞらと、7月初旬から9月上旬まで様々な品種が出回ります。
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長野県:あかつき、川中島白桃、なつっこ、黄金桃などが代表で、7月下旬から8月下旬がピークです。
桃の旬は、地域や品種ごとに異なるため、6月末から9月上旬まで様々な味わいを楽しむことができます。
早生種の爽やかさ、中生種のジューシーさ、晩生種の濃厚な甘みとしっかりした果肉は、それぞれに違った美味しさがあります。
家庭用としてはもちろん、贈答用としても重宝される桃は、まさに夏の味覚の代表格です。