とうもろこしは、夏の風物詩ともいえる人気の食材。
甘くてジューシーな黄色い実を茹でて食べる瞬間は、まさに季節の味わいを噛みしめる至福のひとときです。
特に、茹でたての熱々をそのままかぶりついた時のプリッとした歯ごたえと、じゅわっと広がる自然な甘みは、多くの人にとって懐かしく、そして特別な味ではないでしょうか。
また、屋台やバーベキューなどで定番の「焼きとうもろこし」も、しょうゆの香ばしい風味が加わって絶品。
夏祭りや避暑地の観光地などで味わう焼きとうもろこしの美味しさは、どこかノスタルジックで、思い出の味として心に残っている方も多いはずです。
そんなとうもろこしは、実は「世界三大穀物」の一つ。米・小麦と並び、世界中で主食や飼料として幅広く利用されている重要な農作物です。
しかし、日本では「野菜」として扱われることも多く、「とうもろこしは野菜なの?それとも穀物なの?」と疑問に思う方も少なくありません。
実際には、とうもろこしは成長段階や用途によって分類が異なります。
一般的に私たちが食卓で楽しんでいる「スイートコーン(甘味種)」は、未成熟な状態で収穫されるため“野菜”として扱われます。
一方で、成熟して乾燥した状態で使用されるデントコーンやフリントコーンなどは、“穀物”として分類され、飼料や加工品の原料として活用されているのです。
さらに、とうもろこしは栄養価が非常に高いことでも知られています。食物繊維、ビタミンB群、葉酸、カリウムなどを豊富に含み、腸内環境の改善やむくみ予防、美肌効果など、健康や美容にうれしい効能がたくさんある食材です。
糖質がやや多いことから「太る」というイメージを持たれがちですが、実は食べ方次第ではダイエット効果にも期待できるヘルシーフードでもあります。
日本国内では、北海道、長野県、山梨県、群馬県などがとうもろこしの主要産地として有名です。
特に夏の時期になると、産地直送で新鮮な朝採りとうもろこしが通販でも購入できるようになり、その糖度の高さとみずみずしさに感動する人が続出しています。
なかでも「ゴールドラッシュ」「味来(みらい)」「ピュアホワイト」などの品種は甘みが強く、まるでフルーツのような感覚で楽しめると評判です。
今回はそんな夏の味覚・とうもろこしについて、「野菜と穀物、どちらなのか?」という素朴な疑問から、栄養素の詳細、ダイエット効果、さらにはおすすめの品種や通販で購入できる人気商品まで、幅広くご紹介していきます。
今年の夏は、栄養たっぷりで美味しいとうもろこしをもっと楽しんでみませんか?
目次
とうもろこしは野菜じゃない?
とうもろこしの名前の由来は、唐から来たもろこし(きび)が由来です。もともとは、メキシコやアメリカを中心に栽培されている野菜です。栽培の歴史は古く、古代文明にまでさかのぼります。そんなとうもろこしが日本に渡ってきたのは16世紀ごろ、ポルトガル人によって長崎に伝えられたと言われています。食用のスイートコーン種はみずみずしく甘みが強いのが特徴です。とうもろこしは、栄養価がとても高く主食がわりにもなる野菜です。
野菜です。野菜?でも、世界三大穀物と言われているという事は、穀物?実際に、メキシコではとうもろこしを主食として食べています。私達日本人が米を主食に食べ、欧米やヨーロッパの人々がパン(麦)を主食に食べるように、とうもろこしを主食にメキシコでは食べています。トルティーヤなどがそうですね。と言うことは、やはり野菜ではなく穀物なのでしょうか?
日本の農林水産省のホームページでは、とうもろこしは野菜と定義されています。
「指定野菜に準ずる野菜(27品目)」
| 類別 | 品目 |
|---|---|
| 根菜類 | かぶ、ごぼう、れんこん、やまのいも |
| 葉茎菜類 | こまつな、ちんげんさい、ふき、みつば、しゅんぎく、みずな、セルリー、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、にら、にんにく |
| 果菜類 | かぼちゃ、スイートコーン、さやいんげん、さやえんどう、グリーンピース、そらまめ(乾燥したものを除く。)、えだまめ |
| 香辛野菜 | しょうが |
| 果実的野菜 | いちご、メロン(温室メロンを含む。)、すいか |
この様な感じです。日本では野菜と定義されていますので、とうもろこしは野菜で良いと思います。しかし、先程も書きましたがメキシコなどでは主食の穀物として食べられています。結論としては、国によっての定義の違いで野菜や穀物にもなると言うことだと思います。
とうもろこしの栄養や効能とは?甘くて美味しいだけじゃない健康食材の魅力
とうもろこしといえば、シャキッとした食感と自然な甘みが魅力の夏の定番野菜。
茹でたり焼いたりするだけで美味しく、子どもから大人まで幅広く人気のある食材です。
しかし、とうもろこしの魅力は味だけにとどまりません。
実は、とうもろこしは世界的にも栄養価が高い食材として知られており、健康にも美容にも嬉しい効果が詰まった“パワーフード”なのです。
とうもろこしは、米・小麦と並ぶ「世界三大穀物」のひとつに数えられています。世界各国で主食や家畜の飼料、さらには加工食品の原料として広く利用されており、その栄養価と汎用性の高さが評価されています。
一方で、日本では未熟な状態で収穫された甘い「スイートコーン」を野菜として扱っており、旬の時期には食卓に頻繁に登場する夏野菜の代表格でもあります。
とうもろこしの主成分は糖質(炭水化物)であり、エネルギー補給源として非常に優れています。
野菜の中では比較的カロリーが高めですが、そのぶん満足感も得られやすく、間食や朝食代わりにもぴったり。
特に成長期の子どもやアクティブな生活を送る方にとっては、エネルギー源として理想的な食材といえるでしょう。
さらに、とうもろこしの栄養価の高さは、その胚芽部分に集約されています。
胚芽には、疲労回復や代謝促進に欠かせないビタミンB群(B1、B2、ナイアシンなど)が豊富に含まれており、体のエネルギー生成をサポートしてくれます。
また、抗酸化作用のあるビタミンEや、体内の塩分バランスを整えるカリウム、骨や歯の健康に関わるカルシウムやマグネシウムなど、現代人に不足しがちなミネラルもバランスよく含んでいるのが特徴です。
そしてもう一つ注目したいのが、とうもろこしの粒の皮に含まれている食物繊維。
とうもろこしの皮はセルロースという不溶性食物繊維で構成されており、腸内環境を整える効果が期待できます。
不溶性食物繊維は、腸を刺激して便通を促進する働きがあり、便秘の予防や改善に役立つとされています。
特に外食や加工食品中心の食生活で食物繊維が不足しがちな現代人にとって、とうもろこしは積極的に取り入れたい食材のひとつです。
そのほかにも、とうもろこしには抗酸化作用を持つルテインやゼアキサンチンといったカロテノイド類も含まれており、眼の健康維持や老化防止といった面でも注目されています。
✅ とうもろこしに含まれる主な栄養素(100gあたり目安)
| 栄養素 | 含有量 | 効果・効能 |
|---|---|---|
| 炭水化物 | 約19g | エネルギー源、満腹感の持続 |
| 食物繊維 | 約3g | 整腸作用、便秘予防 |
| ビタミンB1 | 約0.15mg | 疲労回復、代謝促進 |
| ビタミンE | 約0.5mg | 抗酸化作用、美肌効果 |
| カリウム | 約290mg | 血圧調整、むくみ予防 |
| マグネシウム | 約37mg | 骨や筋肉の健康維持 |
とうもろこしはダイエットに効果がある?
実は、太ると思われがちな「とうもろこし」がダイエットに効果があるそうなんです。知っていましたか?本当に意外ですよね?メキシコなどでは、日本の米の様に炭水化物の主役として食卓に並んでいるとうもろこしです。そのダイエット効果とは?
とうもろこしには、豊富な食物繊維が含まれています。その量は、何と食物繊維が多いイメージのあるごぼうやセロリを上回る量です。
| 食材 | 100gあたりの食物繊維含有量(g) |
|---|---|
| とうもろこし | 9.0 |
| ごぼう | 6.1 |
| セロリ | 1.5 |
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。その食物繊維の中でも、とうもろこしに多く含まれるのは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、水分を吸収し膨張することで、ダイエット効果に嬉しい2つの効果をもたらしてくれます。
1つ目は、膨張することで実際に食べた量よりも満腹感を感じることが出来る、つまり食べる量を減らしやすいという効果です。2つ目は、膨張によって腸を刺激し、ぜん動運動を促進させて排便を促してくれるということです。いわゆる便秘予防・改善効果。暴食を防ぎ便通を良くすることで、ぽっこりとしたお腹を防ぐことが出来るのです。
またとうもろこしには、様々な栄養素が含まれています。ビタミンB1によって糖質代謝アップし、ビタミンB2で脂肪を燃焼させます。リノール酸で肥満防止を行ってもくれます。ただし、リノール酸は過剰に摂取しすぎるのは止めた方がいいです。摂取しすぎるとかえって肥満やアレルギーなどの病気を引き起こすとも言われているので、過剰摂取には注意が必要です。
ダイエットに効果的と注目されているとうもろこしですが、野菜にしては低カロリーと言うわけではありません。ですが、とうもろこしは糖質が多い分炭水化物代わりとされることもあります。他の炭水化物とカロリーを比べてみると低めの数値になっている事がわかります。
| 食材 | 100gあたりのカロリー(kcal) |
|---|---|
| とうもろこし | 92 |
| 米 | 168 |
| 食パン | 264 |
| スパゲッティ | 149 |
実際に、とうもろこしは決して低カロリーの食材ではありません。しかし、炭水化物の代替品としてみると満腹感があり低カロリーな食材と言う事が分かります。とうもろこしのダイエット食品としての魅力としては、カロリーの低さだけではなく、食材の栄養素や効能の面が大きいという事が重要ポイントだと言う事です。
実際にとうもろこしをダイエットに取り入れる場合ですが、食事の一部に取り入れたり、お菓子などの変わりにおやつにして食べたり、または飲み物として取り入れるのが効果的とされています。
ただし、ダイエットに効果的だからと言って過剰摂取は当然しないようにしてください。
とうもろこしの通販でおすすめはゴールドラッシュなどなど。
季節の旬の美味しいとうもろこしを通販でお取り寄せするのにおすすめなのはあるのでしょうか?当然あります。
今現在、とうもろこしの品種の中でも主流になっている品種がゴールドラッシュです。2004年から発売されてい品種です。糖度が高く粒皮がやわらかいので生のままでも食べられるのが特徴です。生で食べれるとうもろこしって本当に本当に甘くて美味しいんです。
粒の色はとてもキレイな黄色で先の方まで詰まっています。食べた時の皮残りも少なくとても美味しいです。生産量は、圧倒的に北海道が全国1位のとうもろこしの生産高を誇っています。サニーショコラや、また白いとうもろこしのホワイトコーンなど品種も多くあるとうもろこしですが、まずは美味しいゴールドラッシュをお取り寄せしてみてはどうでしょうか?
北海道意外にも千葉県、茨城県、群馬県、山梨県、長野県などもとうもろこしを盛んに生産しています。例えば、長野県の信濃町と言うところでは、とうもろこし街道とも言われているくらいにとうもろこし農家が多くのとうもろこしを生産しています。その街道沿いで焼いているとうもろこしは、最高の美味しさです。
夏の醍醐味でもある、とうもろこし。暑い夏の日にたっぷりの醤油をつけて焼いたとうもろこしを頬張りたいですね。
まとめ

とうもろこしは、世界三大穀物のひとつとして世界中で親しまれながら、日本では野菜としても楽しめる非常にユニークな存在です。
甘くてジューシーな味わいに加え、ビタミンB群や食物繊維、ミネラルなど栄養素も豊富で、エネルギー補給から腸内環境のサポートまで、健康面でも高い効果が期待できます。
「野菜なの?穀物なの?」という素朴な疑問をきっかけに、とうもろこしの魅力を再発見された方も多いのではないでしょうか。
近年では、全国の産地から新鮮な朝採りとうもろこしを直送してくれる通販も充実しており、自宅にいながら甘くて栄養たっぷりの旬の味を手軽に楽しめるようになりました。
とくに「ゴールドラッシュ」や「味来(みらい)」「ピュアホワイト」などの人気品種は、ぜひ一度味わっていただきたい逸品です。
この夏は、とうもろこしの自然な甘みと栄養をたっぷり味わいながら、健康的で満足感のある食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか?
食べて美味しい、知って納得のとうもろこし──旬の時期を逃さず、ぜひご堪能ください。












